ビタミンEが発見されて、約80年となります。いまだにビタミンEに関する研究は活発に続けられており、幅広い領域で興味深い知見が得られています。ビタミンEといえば、これまで大豆由来のトコフェロール、それもαトコフェロールが一般的であったのですが、生理機狽ノ関する研究の進展とともに、こうした従来型のビタミンEとは違った働きをもつトコトリエノールの健康作用がクローズアップされてきました。 その優れた働きらアメリカでは「スーパービタミンE」として新しいビタミンEとして注目されています。研究によると、今までのビタミンE(αトコフェロール)よりも数諸{もその働きが高いという報告がされています。 〜トコトリエノールについて〜 ●トコトリエノールって何? トコトリエノールは抗酸化作用の代舞I手ビタミンEの仲間です。トコトリエノールと天然のビタミンEを使った実験では抗酸化作用、癌細胞の抑制などの実験ですべての項目においてビタミンEをしのぐ結果が報告されています。実際に行われた抗酸化性に関する研究でも、αトコフェロールより数諸{活性が高いことがわかっています。その強い抗酸化作用による疾病蘭hなど様々な分野への活躍が期待されています。 ●ビタミンEとどう違うの? トコトリエノールは、トコフェロールの同族体で、頭の環状部分はトコフェロールと同様なのですが、尾部(側鎖)に3つの二重結合点があるのが特徴です。天然のビタミンEは4種類のトコフェロール(α、β、γ、δ)と4種類のトコトリエノール(α、β、γ、δ)を含んでいます。トコトリエノールは化学国「式もトコフェロールととっても良く似ているのですが、炭素同士の2重結合が3箇所にあります。例えばビタミンEは油に溶ける(脂溶性)ビタミンで体の中では細胞の膜に多く存在しますが、トコトリエノールは2重結合が多いためにより細胞膜に浸透しやすく、効果的に作用するといえます。 ●何で今まで有名にならなかったの? 長い間、ビタミンEといえばα-トコフェロールのことを指していました。それというのも、トコトリエノールはもともと量が少なく、また、高純度で抽出するのが難しかったため、研究が遅れていたからです。しかしながら最近の目覚しい技術により、高品質なトコトリエノールが抽出できるようになってからは、研究も進められ、優れた抗酸化物質として知られるトコフェロール系ビタミンEに比べて、トコトリエノールの抗酸化力が数諸{になることが判明しました。 ●トコトリエノールを多く含んでいる食品は? トコトリエノールの研究が遅れた理由は、上記で述べたとおり、トコトリエノールが含まれている食品が非常に少ないということです。ですので残念ながらあまりたくさんの食物にふくまれていません。トコトリエノールは、主に食用油に含まれる植物性ビタミンです。パーム油、米ぬか、大麦油、小麦種子、ライ麦などが最も多くトコトリエノールを多く含んでいます。ただこのような油分をそんなにたくさん摂ることは出来ないのでやはりサプリメントで摂るのがお勧めです。 ●トコトリエノールを食物から摂るのは難しい・・? トコフェロール(ビタミンE)が含まれている食品はたくさんありますが、トコトリエノールを食品から充分摂取することは非常に難しいとされています。また天然のビタミンEにはトコトリエノールが含まれていますが、合成のビタミンEはαトコフエロールだけで作られています。 |