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ストレス社会とも言われる現代、心に不安を抱える人は少なくないと言います。数多くの臨床実験により、軽度から中度のうつ状態を緩和することが実証された「セントジョンズウォート」が、今世界中で注目を浴びています。気分の落ち込み、不安感、ストレス、精神的緊張を和らげ、気分を明るくしてくれる…そんなハーブがあったんです!

St. John's Wort
うつ病ハーブで有名!「セントジョンズウォート」
セントジョンズウォートの小話
脳内物質のバランスが崩れると...
脳内物質「セロトニン」
神経伝達物質のいろいろ
セントジョンズウォートを使った実験結果!
こんな方にお勧め


「セントジョンズウォート」と聞くと「人の名前!?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、実はこの「セントジョンズウォート」は植物ハーブなのです。 ここでまず、セントジョンズウォートについて、少し説明しておこうと思います。

〓 セントジョンズウォート (St. John's Wort) 〓

分類:オトギリソウ属、オトギリソウ科
学名:Hypericum perforatum
英名:St. John's wort

セントジョンズウォートはセイヨウオトギリソウとも呼ばれます。「セントジョンズウォート」「セントジョーンズウォート」「セントジョンズワート」・・・その呼ばれ方も様々。セントジョンズウォートはヨーロッパからアジア西部原産の多年草ですが、この原産地以外にも広く分布していると言われています。高さは10〜20cmで、夏になると黄色い小さな花をたくさん咲かせます。セントジョンズウォートの黄色い花は、レモンの匂い?!なんていうこともいわれています。

セントジョンズウォートは古来より外傷の治療薬として使われていまいした。それ以外にも、火傷の治療、月経促進、抗マラリア薬、神経痛の緩和など、民間薬としてあらゆる症状への作用も知られていました。しかし、「うつ」症状の改善薬として注目されるようになったのは最近のことです。

セントジョンズウォートの有効成分ヒペリシン(Hypericin)の研究は19世紀初旬から行われていましたが、その化学的構造まで明らかになったのは20世紀の半ばになってからです。現在ではドイツなど、医薬品(抗うつ剤)として認められている国もあります。医薬品の抗うつ剤であるプロザックなど、化学的に作られるものに比べたら、その作用は穏やかなので初めての方でも安心できますよね♪


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セントジョンズウォートは「うつに良いハーブ」の代表的な存在で最も人気があるサプリメントです。セントジョンズウォートは、抗うつ作用があるハーブとして非常に有名で、現在アメリカでは実際に病院で既存の抗うつ薬の代用品として使われるほど、うつ対策治療として定着しています。既存の抗うつ剤と比べ、副作用が低いということもその人気の秘密です。注目を浴びだしたのは1996年にイギリスの雑誌(British Medical Journal)に、臨床実験の結果として“副作用が少なく従来の抗うつ剤より抗うつ作用があるハーブ”と発表されてからです。抗うつ作用のしくみとしては、セントジョンズウォートが、脳内の神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン等の濃度を上昇させる為だといわれています。しかし実際にこのセントジョンズウォートがどの様に抗うつ作用をもたらすかはまだはっきりとは解明されていません。セントジョンズウォートは、特に軽度から中度のうつ症状(抑うつ気分、イライラ、不眠、睡眠過剰、疲労感、絶望感など)を改善することが多くの臨床試験で報告されています。「抗うつ作用」、「抗炎症作用」の他に、「抗ウイルス作用」も報告されており、インフルエンザ、ヘルペスに有効なことがわかっています。また、最近ではエイズの治療薬としての研究も進められています。セントジョンズウォートを飲むと、気分が軽くなり、精神状態が高まります。神経系の回復によく効き、更年期障害、月経前症候群のイライラ、精神不安定にも絶大な効果があるとされています。神経の消耗から起こる慢性症状にも有効です。また、坐骨神経痛など様々な神経の痛みも緩和します。  

【注意事項】
*1日の摂取目安量はヒペリシン量で0.2〜1mgとされています。
*内服してから日光にあたると皮膚炎を起こす(軽い光過敏症になる場合がある)ことがあるといいます。但し、通常の服用量であれば大きな問題はないとされています。
*医者から処方された抗うつ剤を飲んでいる方のご使用はおやめください。
*空腹時の過剰摂取は胃の調子を悪くする場合があるますので、ご注意ください。
*妊娠・授乳中の方は、ご使用をおやめください。

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この「セントジョンズウォート」という名前の由来についてはいくつかの説があります。

「セントジョンズウォート」は十字軍の戦場でこのハーブを傷の手当てに使ったエルサレムの聖ヨハネ(St. John)騎士団の名に由来するといいます。古代ヨーロッパの人々は、このセントジョンズウォートの葉や 花に含まれるヒペリシンという物質が赤い色をしていることから神聖な植物として魔よけに使い、悪霊を追い出すと信じ、精神病患者には無理矢理これを飲ませたといい ます。古くから伝統的な心の闇を照らす「サンシャインハーブ」として、不眠症やうつ病に利用され、花の部分をオイルに漬けて作ってできる赤い油は傷や打撲の外用薬に使っていたそうです。
また・・・
「セントジョンズウォート」は、キリストに洗礼を施した聖ヨハネ(St. John)が追っ手から逃げる際に、この黄色い花があちこちに咲き、追っ手の目を眩ましたという故事にちなんで付けられています。キリスト教徒には非常に縁の深いハーブで、実際に十字軍の兵士が打ち身や切り傷の治療薬、または魔除けのハーブとして携帯していたという説もあります。

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「うつ病」は、一般的に、精神的な「心の病」とされています。しかし、最近、アメリカなどの様々な研究から、実は「うつ病」の原因は栄養やホルモンのバランスの崩れなど、人間の身体機能的要因が強く影響しているのではないかということがわかっています。栄養バランスの崩れ(糖分、カフェイン、アルコール、高脂肪食品の摂り過ぎ等)、ホルモンバランスの崩れ、脳内物質のバランスの崩れなどが挙げられています。もちろん精神的問題も多いにありますが、何もないのにうつ気味。。という方はこういったバランスの崩れが原因なのかもしれません。。
この中でも最も最近注目されているのが「脳内物質のバランスの崩れ」です。うつ病にかかる人には共通して、神経伝達物質である「セロトニン」「ドーパミン」等のバランスの崩れが関係しているということがわかっています。こういった脳内物質のバランスの崩れがうつ病のを引き起こしたりするのではないかと言われています。しかし実際のところはまだ研究段階で完全に解明されていないのが現状です。

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現在の研究では、この「セロトニン」が大きくうつ病に関係していることがわかっています。簡単に言うと、「脳内のセロトニンの濃度が薄くなるとうつ病になる」といわれています。「セロトニン」は脳内物質の一つで、(脳内物質にはそのほか「ドーパミン」、「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」、「ギャバ」、「アセチルコリン」等があります)これらの物質は「シナプス」という“脳神経細胞の間にある小さな隙間”の間を流れていて、それにより私たちはいろいろな情報の伝達を行っています。
この「シナプス」には、脳内物質を「放出する」部分と「吸収する」部分があり、脳内物質がこのシナプスの「吸収する」部分に吸収されることにより情報が次の細胞へと流れ、私たちの情報伝達が行われます。 しかし、そこで吸収されなかった脳内物質は通常は「放出する」シナプス部分へ再び戻ってしまいます。これにより、次の放出がされるまでに脳内物質「セロトニン」はシプナスから徐々になくなっていきます。そうしてセロトニンが少なくなると気分が滅入ったり、沈んだり、落ち込んだりといったうつ病が引き起こるというのです。このセロトニンに働きかけるものがいわゆる「うつ病に効く」とされています。うつ病に良いハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、などをたどっていくとこのセロトニンもしくはその他の脳内物質に働きかけていることがわかっています。サプリメントにしても医薬品にしても、それが自然のものか科学的なものかの違いで原理は同じです。現代の医薬品では、このセロトニンの濃度を濃く保つ様にする薬「SSRI」(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)と呼ばれる種類が、最も一般的な抗うつ薬として定着しています。日本語にすると「選択性セロトニン再取込み阻害薬」といいます。(Serotoninは脳物質名の“セロトニン”、Selectiveは"選択的に"、Reuptakeは"再吸収"、Inhibitorsは"抑止物質"という意味です)これまでのうつの治療法としては、カウンセリングや精神療法、薬物療法などがありましたが、ここ10年余り、アメリカではこのSSRIが注目を浴びてきました。弊社でも扱っている「プロザック(prozac)」がその一つです。現在、日本では「ルボックス」や「デプロメール」などのSSRIが許可されています。しかしやはりハーブなどの自然のもので治るなら、それにこしたことはありませんよね。


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わたしたちは脳内に限らず、たくさんの神経から神経伝達物質を分泌しています。それらはシナプス(神経の接合部)で受け止められますが、このシナプスはわずかな隙間を空けて神経を伝達しあっています。その神経伝達において、何かしらのトラブルが起こると、人は心の病になると言われています。例えば、神経の伝達が不活性になると、気分が沈んだり、無気力やうつ状態になるといわれています。逆に過剰にホルモン(神経伝達物質)が分泌されると、興奮状態になるといわれています。つまり、これらの神経伝達物質は多すぎても少なすぎても影響をきたすのです。現在までに確認されている神経伝達物質は50種類にも及ぶといわれていますが、その中で働きが比較的わかっているのは、およそ20種類だそうです。精神と関連が強いものとして特に重視されているものは、【モノアミン神経伝達物質】だといわれています。モノアミン神経伝達物質とはドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンを総称したものですが、これらが情動に大きな影響を及ぼすそうです。そこで、神経伝達物質と心の関係性について、少しお話します。

【ドーパミン】
ドーパミンが過剰に分泌されると、イライラや不安、さらに幻聴・幻覚・妄想が起こります。また不足するとパーキンソン病 ドーパミンはADHDとも関係があるのでは ないかといわれています。

【セロトニン】
セロトニンは気分の変化や睡眠覚醒リズム、感情の安定などに関連するといわれています。過剰に分泌されるとセロトニン症候群と呼ばれる錯乱・発熱・発汗などの症状が引き起こされ、不足するとてんかんや鬱病になるといわれています。

【ノルアドレナリン】
ノルアドレナリンは意欲・不安・感情・睡眠覚醒リズムと関連するといわれています。過剰に分泌されると躁状態になり、不足すると睡眠障害や不安神経症、意欲低下、 神経過敏などの症状が起こるとされています。

【GABA(ギャバ)】
GABAとは「ガンマアミノ酪酸」のことです。GABAは不安神経症と関連しているといわれています。GABAには不安や痙攣(けいれん)を止める働きがあります。

【グルタミン酸】
グルタミン酸には記憶を司る働きがあります。これが過剰に分泌されると痙攣(けいれん)を起こします。グルタミン酸の神経はドーパミンの神経とお互いくっつき合っ てバランスを取っています。そのため、グルタミン酸が不足するとドーパミンが過剰に分泌されて統合失調症のような症状を引き起こすのではないかといわれています。


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下記の様に様々なこのハーブを使用した実験が行われています。これらの多くの実験でわかったことはセントジョンズウォートは「うつ治療薬と同じくらいの作用をもっており、かつ、副作用がほとんどない」という素晴らしい結果です。是非下記の実験結果をご覧下さい。

〓ラットを使った実験〓
セントジョンズウォートを与えたラット(大きいねずみ)は脳内神経終末でのセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン等の神経伝達物質の濃度上昇が報告されています。

〓ドイツでの実験〓
数箇所のメディカルセンターで135人のうつ病患者を対象に行われた研究で、セントジョンズウォートを毎日900mg摂った人と、イミプラミン(抗うつ薬)を75mg摂った人が比較されました。その結果、セントジョーンズウォートは、イミプラミンと同等の効果を示したと報告されています。またある項目に関しては25%もセントジョンズウォートの方が勝っており、また、副作用がほとんどなかったということで注目を浴びました。(まれにあってもごく軽いものだった)

〓1996年「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」での掲載記事〓
全1757人の患者を無作為に抽出して行った23の臨床試験を研究して、抗うつ薬としてのセントジョンズウォートの効果を要約した論文が掲載されました。この論文で「セントジョンズウォートは抑うつを医師が処方する人工合成製薬と同じくらいに和らげており、そしてきわめて重要な点として、処方薬とは異なりセントジョンズウォートにはほとんど副作用がない」と結論を述べている。

〓1997年日本での実験〓
大阪外語大学梶本修身助教授が、いらいらや不眠に悩む更年期障害と自律神経失調症の患者25人に1日250ミリグラムのセントジョンズウォートエキスを8週間服用してもらったという実験。結果はこのうち60%の人が、いらいら、憂鬱、不眠が改善された。この他にも全身倦怠感、頭痛、肩こりなどうつ症状を持つ人に多く見られる症状も60%の人で改善が見られたと報告されました。

**副作用はあるの??**
上記にある色々な実験結果をみてもわかりますが、多くの実験では処方箋薬よりも副作用がありませんでした。この副作用がなく抗うつ作用が高いということで注目を集めています。まれにあるのが胃腸の不調、アレルギーなどです。また、皮膚が過敏になる為、服用後は日光に注意する必要があるといわれています。(通常の服用量であればこの心配はほとんどない)仮に副作用があったとしても服用をやめるとすぐに消えます。医師の処方を必要とする抗うつ薬の副作用は、約4割くらいといわれており、しかも大変重いものなどがあります。それに比べるとセントジョンズウォートの副作用は1割以下ですのでかなり安全だといえます。

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セントジョンズウォートは軽度から中度のうつ症状にはたらきかけます。前述にもあるように精神状態に大きな影響を与えるセロトニンやドーパミンなどに作用するといわれています。以下のような方にはお勧めです。

□気分が落ち込みやすい
□いらいら、ストレスが多い
□気分を明るくしたい
□やる気がでない
□夜なかなか寝付けない
□常に不安を感じている
□精神的に参りやすい
□軽いうつ症状がある

*セントジョンズウォートの作用はうつに対してだけではなく傷を治療するハーブとしても知られています。痛みや炎症を緩和したり、火傷や切り傷、すり傷などの全ての外傷に働きかけます。また、同様に筋違いや捻挫など、筋肉や神経の損傷にも作用します。

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〜★弊社でのお取り扱い商品★〜

有効成分ヒペルフォリン含有保証の高品質♪
セントジョーンズウォート(1日1粒)


1個 2,500円


2個 4,500円


 
(※上記は通常価格になります。セールにより価格が変わることがございます。)

*こういった製品や成分などの情報については発行時点の研究や論文に基づいて書かれています。研究の進歩により内容が変わる場合もありますので、その際はご容赦下さい。また、これは成分の働きや効能を保証するものではございません。あくまで参考知識としてご活用ください。

<参考文献>
 “st. john's wort 〜The Mood Enhancing Herb〜”