■原因
免疫状態が低下した特定の状況下で寄生する。抗生物質を長期間使用することにより腸内の常駐バクテリア有機体が増殖し病原体になる。胃酸の分泌量が低下(通常塩分制限したときに見られる)する低塩酸症はカンジダアルビカンスの胃への侵入を容易にする。→通常胃腸にはカンジダアルビカンスは繁殖しない。ストレスを許容しきれなくなると胃酸分泌量が低下する。食品アレルギーが腸をセリアック病(*)の様な状態にしてしまい、腸内の濃縮栄養分を増加させる。→この過剰成長環境はカンジダアルビカンスにとって非常に魅力的である。菌の過成長は徐々に血液に流れ込み、体内のあちこちに感染する。妊婦に多いこと、分娩後は自然になおってしまうこと、 糖尿病の人に多い、栄養不良の人に多い点から、全身の健康状態の変化が、発症の原因と考えられています。
(*)セリアック病→小腸壁の突起がなくなる栄養吸収率が下がる病気
■症状(代表的なもの)
女性器のかゆみ、健忘、イライラ、疲労感、吐き気、風邪の時の様な関節痛や筋肉痛、感情の高ぶり。胃腸症状はあらわれるときとあらわれない時がある。(例:下痢 、消化不良、ガスなど)外陰部の激しいかゆみで、程度の差はあっても、我慢できないほどのかゆみを訴えてくる場合が多く、外陰部は赤くふくれ、ただれて、ひどくなると皮膚がカサカサした状態になることもあります。おりものは、カッテージチーズのような白くてぼろぼろした感じになります。特別な悪臭はありません。
■治療法
〇腸に常駐する友好的な菌であり、カンジダアルビカンスの敵である、アシドフィルス菌を摂ることは、治療のどの段階においても有効。100億のアシドフィルス菌を125mlのぬるま湯に溶かした液体(50万個入っているカプセル20粒分の中身をぬるま湯に溶かす)で浣腸する。その後菌を保持する為に毎週10分間約95ml圧注する。
*経口でもOK。アシドフィルス菌をたっぷり2、3日摂るをカンジダ菌はいなくなるといわれています。
〇食品アレルギー、低血糖症、化学アレルギーおよびいかなる併発感染(例:ヘルペス、EBV、CMVなど)を治療し、消化不良を治す。
〇過酸化水素水と強化アロエベラジュースを約28g、1日2回起床・就寝時に飲む。(アロエベラに混ぜた過酸化水素水は口当たりがよく飲み易いためお勧め)
〇男女とも外性器を過酸化水素水3%溶液で洗う。約500mlの3%過酸化水素水をお風呂に入れても良い。
〇局所治療だけでなく、カンジダ発症の原因を探ることも大切です。食生活その他からだの状態を見直すことがとても重要です。健康な体の状態を保つことが大切です。
■予防法
〇腸の状態を認識し、消化・吸収機能及びパターンを知っておくこと。
〇食品アレルギーについて調べておく。
〇抗生物質の長期使用を避ける
*どうしても長期間服用が必要な場合は一緒にアシドフィルス菌を摂るなどして対応する。
〇年齢に伴う胃酸分泌量の低下を補う為にベタインHCLとすい臓酵素を食前に摂取する。ストレスのある方は、これらの消化補助剤などを使用すること。
〇免疫機能を低下させる病気は積極的に対処すること。
〇体全体の栄養バランスを整えること。
〇ストレスを抱えない
〇できるだけ甘いものを摂らない
■診断法
カンジダは症状で診断するが、明確な診断結果が欲しい場合は、血液検査等や皮膚テストなどで抗体を調べることができる。産婦人科で膣内検査でも簡単にわかる。
<参考文献>
『医者に頼るか、サプリメントで治すか』
“DEAD DOCTOR DON'T LIE”
*こういった製品や成分などの情報については発行時点の研究や論文に基づいて書かれています。研究の進歩により内容が変わる場合もありますので、その際はご容赦下さい。また、これは成分の働きや効能を保証するものではございません。あくまで参考知識としてご活用ください。
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